自動車保険の値上げ

2013年に、大手と呼ばれる保険会社で次々と保険料が値上げされ、ノンフリート等級制度の改訂も行われました。
このようなことが起こる理由とは、一体何なのでしょうか。
その主な要因として考えられるのが、損害率の上昇です。
損害率とは、その年度に保険会社が受け取った保険料の合計と、支払った金額との比率のこと。
この数字が、かつては50%代でしたが、今では70%代にまで上昇していると言います。
これは、1000億円の保険料収入があったときに、以前では500億円近くが会社に残ったのに対し、300億円程度しか残らないことになります。
この差はとても大きく、収益にダイレクトにダメージを与える損害率の上昇は、保険会社にとって大きな問題です。
保険料の値上げには、こうした状況が関わっているのです。
損害率が上昇する背景には、高齢者のドライバーが増えたことが影響していると言います。
運転免許の保持率が高い、いわゆる団塊の世代と呼ばれる方々が高齢者の仲間入りをしたことによって、事故を起こしやすくなっているのです。
また、若者の間では車離れが進んでおり、それに伴って保険への加入も減少しています。
このような社会の変化に対応していくには、従来の方法では厳しくなっていくでしょう。
保険料の値上げで対応しきれなくなる前に、今の時代に合わせた自動車保険を考えていく必要があるのかもしれません。